統合失調症ナビ

監修: 藤田医科大学医学部 精神神経科学講座 教授
岩田 仲生 先生

サイトマップ

薬物療法

統合失調症では、主に抗精神病薬を使って治療1, 2)

薬物療法は、統合失調症の症状を抑えるのに有効です。抗精神病薬と呼ばれる薬を主に用います。

抗精神病薬の効果
  • 興奮などを鎮める効果
  • 幻覚や妄想への効果
  • 再発を防ぐ効果

抗精神病薬を用いた最近の治療では、なるべく1つの抗精神病薬で症状をコントロールできるようにするのが主流です(患者さんの状態に応じて、2種類以上の抗精神病薬を使うこともあります)。

参考文献
  1. 白石弘巳監修: 患者のための最新医学 統合失調症. 正しい理解とケア. 高橋書店, 東京, 2015, pp. 90-94
  2. 尾崎紀夫ほか編: 標準精神医学 第8版. 医学書院, 東京, 2021, pp. 293-294
ご注意ください
本サイトで解説する病気の症状は典型的なものを紹介したもので、記載された症状がその病気をもつすべての方に当てはまるわけではなく、また症状のどれかに当てはまるからといってその病気であることを示すものではありません。治療法その他についても、あくまでも代表的なもののみを掲載しており、治療法すべてを網羅するものではありません。病気の診断および治療に関しては、必ず医師による説明を受けるようにしてください。