支援制度・機関

統合失調症を抱えながら生きていくことはとても大変なことかもしれません。統合失調症の治療は長期間にわたりますから、治療と同時にケアの面にも配慮しなければなりません。支援するさまざまな法制度は大きな支えになりますから、それらを積極的に活用しながら統合失調症とうまく付き合っていくことが大切です。家族であれば、同じ悩みを抱える家族会に参加すれば、さまざまな情報が得られたり、お互い励ましあうこともできます。このような、障害を抱える人たちを支えるさまざまな人たちや法制度を社会資源といいます。負担を少しでも軽くするために、社会資源を積極的に活用していくことが大切です。

関連する法律

障害者自立支援法が2006年4月から施行されました

知的障害、身体障害、精神障害を抱える人たちを支援する法律として、障害者自立支援法が2006年(平成18年)4月から施行され、統合失調症を抱える人たちの制度的環境は大きく変化しました。
障害者自立支援法の医療費公費負担を利用するには精神障害者保健福祉手帳を取得する必要がありますが、この手帳によって各種の優遇制度が利用できますから積極的に活用したいところです。
また、統合失調症の為に日常生活や就労が困難な場合には、生活費の保障として障害年金を受給できることができます。

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相談できる場所

精神科病院に抵抗がある場合は保健所などでも相談できます

主に統合失調症を診療するのは精神科です。精神科に併設されている神経科や心療内科でも相談できます。また、医療機関のタイプとしては、精神科病院、大学病院、総合病院の精神科、精神科クリニックなどがあります。最近では精神科クリニックにおいても統合失調症を診るところが増えてきました。クリニックは気軽に受診しやすいというメリットがあります。なお、一般的にクリニックには入院施設がなく、夜間の診療に対応していないことから、急性期で病状が不安定な患者さんの場合には向いていません。
精神科の受診に抵抗がある場合には、地域の保健所や精神保健福祉センターの窓口に相談することもできます。

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家族会

統合失調症の家族会は全国各地にあります

イラスト:家族同士で語り合っている様子

家族は、統合失調症の症状への対応もさることながら、本人が抱える生活のしづらさや社会性の喪失、周囲の偏見とのたたかい、そして将来のことなど、悩みは尽きません。統合失調症を抱えてしまった現実を受け入れることは容易なことではなく、周囲に相談できたり悩みを共有してくれる人もいないため、不安と苦悩を抱え込んでいるのが現実です。そんな家族の為に家族会が存在します。お互い同じ悩みをもつ者同士が励ましあい、支えあうことで家族会での交流がある種のピアカウンセリング*の場として機能しています。統合失調症の家族会は都道府県単位でありますので、参加してみてはいかがでしょうか。

用語の解説

ピアカウンセリング

当事者同士集まり、お互いの苦しさ、辛さを話しあうことにより、辛さを分かち合い、助言しあっていくこと。