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認知症とはどんな病気?

ものごとを記憶する、考える、判断する、人とコミュニケーションをとるなど、私たちが日常生活を過ごすために欠かせない脳の働きのことを認知機能といいます。この認知機能が、何らかの脳の異常によっていちじるしく低下し、日常生活に支障をきたすようになった状態のことを認知症といいます。

普通のもの忘れとは違うの?

イラスト:娘に食事を催促しているおばあさん 認知症の症状としてよく知られているのは「もの忘れ」ですが、知っているはずの人や物の名前が思い出せないなど、年をとると誰にでも起こるもの忘れを「加齢によるもの忘れ」といい、「認知症によるもの忘れ」とは区別しています。
「加齢によるもの忘れ」は出来事の一部を忘れてしまうことで、例えば食事のあとに「何を食べたか思い出せない」という状態であるのに対し、「認知症によるもの忘れ」は出来事そのものを忘れるため、「食事をしたこと自体」を忘れてしまい、「ごはんはまだ?」と何度も催促するようなことがあります。
最近1〜2年間で、同じことを何度も言ったり聞いたりする、財布などを置き忘れたりしまい忘れたりする、人や物の名前が思い出せないなどの変化がみられる場合は認知症の可能性が考えられます。

【認知症によるもの忘れと加齢によるもの忘れの違い】

加齢によるもの 認知症によるもの
  • 加齢によるもので、病的な状態ではない
  • 行為や出来事の一部を忘れる
  • 思い出すのに時間がかかる
  • 自分が忘れやすくなったと自覚している
  • 忘れたことを「忘れていた」と認められる
  • 時間や場所がわかる
  • 日常生活に支障をきたすほどではない
  • 悪化のスピードはゆるやか
  • 病的な状態
  • 行為や出来事そのものを忘れる
  • 新しいことがまったく覚えられない
  • 自分が忘れていることに気付かない
  • 作り話でつじつまを合わせようとする
  • 時間や場所がわからなくなっている
  • 日常生活に支障がある
  • 悪化のスピードが速い

出典:
大友英一:認知症にならない、進ませない.講談社,2009.P12-13より改変


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